ブルペン補強を目指すヤンキース ネリス、ペラルタらが獲得候補に

マーカス・ストローマンを獲得して先発ローテーションのアップグレードに成功したヤンキースは、続いてブルペンの補強を目指している。興味を示していたジョシュ・ヘイダーはアストロズ、ロバート・スティーブンソンはエンゼルスとの契約合意が報じられているが、ヤンキースはほかのターゲットに目を移し、引き続きブルペン補強を検討しているようだ。最優先の補強ターゲットと目されているのはヘクター・ネリス。ほかにはワンディ・ペラルタ、キーナン・ミドルトンとの再契約も視野に入れているとみられる。

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、アストロズからFAとなったネリスをめぐる争奪戦は、ヤンキースとレンジャーズの2チームが先頭を走っているという。現在34歳のネリスは昨季アストロズで71試合に登板して6勝3敗2セーブ、31ホールド、防御率1.71、被打率.174の好成績をマーク。メジャー10年目にして自己最高のシーズンを過ごした。選手オプションを破棄してFAとなり、複数年契約を狙っていることが報じられている。

MLB公式サイトでヤンキースを担当するブライアン・ホーク記者によると、ヤンキースは自軍からFAとなった2人のリリーバーとも契約交渉を継続しているという。現在32歳のペラルタは2021年途中にジャイアンツからヤンキースへ加入すると、移籍後の46登板で防御率2.95を記録。2022年は56登板で防御率2.72、昨季も63登板で防御率2.83と安定したパフォーマンスを続けており、ヤンキースが再契約を狙っているのも当然と言える。

現在30歳のミドルトンは昨夏のトレード・デッドラインでホワイトソックスからヤンキースへ加入。移籍後は12登板で防御率1.88、被打率.143の好投を見せ、シーズントータルでは51試合に登板して2勝2敗2セーブ、5ホールド、防御率3.38、奪三振率11.37を記録した。ネリスの希望条件が高すぎると判断した場合は、ターゲットをネリスからミドルトンに変更する可能性もありそうだ。

The post ブルペン補強を目指すヤンキース ネリス、ペラルタらが獲得候補に first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.