元SKE48矢方美紀さんら登壇 がんについて学ぶ宮崎県民公開講座

乳がんの体験を振り返り、現在の思いを語るSKE48元メンバーの矢方美紀さん=20日午後、宮崎市清武文化会館

 がんについて学ぶ県民公開講座「宮崎緩和ケア・相談支援セミナー」(県がん診療連携協議会など主催)は20日、宮崎市清武文化会館であった。がんを体験した県内外の若者による座談会があり、来場者約80人ががん患者の気持ちに寄り添った。
 座談会には、アイドルグループ「SKE48」元メンバーでタレントの矢方美紀さん(31)ら3人が登壇。矢方さんは25歳の時、セルフチェックで左胸にしこりを見つけ、乳がんが発覚した。左胸全摘出、リンパ節切除の手術を受け、抗がん剤治療で髪が抜け落ち悩んだことを説明。「ウィッグなどの外見的なサポートを受け、ファッションで前向きな気持ちを取り戻せた。これからも、ラジオなどやりたいことを続けていきたい」と話した。

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