冬のまち彩る高校生さんさ 初企画、盛岡の肴町商店街で21日

3校で披露するさんさパレードに向け練習に熱を入れる生徒

 盛岡商高3年生有志が企画する「高校生がつなぐさんさパレード」が21日、盛岡市の肴町商店街で開かれる。同校の課題研究の授業の一環で、盛岡中央高と盛岡大付高の2校も加わり総勢60人が参加する初の試み。本県を代表する盛夏の祭りが、高校生の力で冬のまちを彩る。

 企画したのは盛岡商高のさんさ実行委前委員長の藤原芽生さん(3年)ら5人。授業で盛岡市の課題を調べ、伝統芸能の後継者不足が深刻であることを知った。

 そこで「高校生が継承や担い手確保に貢献できないか」との思いで企画を考案。交流の機会にもしようと、夏のさんさ踊りの「甲子園」で切磋琢磨(せっさたくま)してきた出場校に声をかけ、3校の1~3年生約60人でのパレードが実現する。

 商店街北側を起点に午後1時スタート。パレード後は一般参加が可能な輪踊りも実施する。

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