FC大阪退団の佐藤颯人が25歳で現役引退 「幸せなサッカー人生でした。またどこかで」

[写真:©︎J.LEAGUE]

FC大阪は21日、DF佐藤颯人(25)が現役を退くと発表した。

佐藤は東海大学出身で、2021年からFC大阪でプレー。昨年からチームはJ3リーグに参入したが、自身は2月に左ヒザ外側半月板損傷の重傷を負って、出場なしに終わり、契約満了で退団していた。クラブの公式サイトで感謝の言葉を送った。

「リリースの通り現役を引退します。5歳からボールを蹴り始めて20年間、たくさんの人に恵まれ、かけがえのない時間を過ごすことができました。疲れを忘れるほど夢中で楽しんだこと、嬉しさのあまり涙したこと、悔しくて仕方なかったこと、耐え難い現実に絶望したこと、思い返せば後悔していること、そのどれもが本気で取り組んできたからこそ味わえた感情でした」

「良い時も悪い時も自分と向き合い、しんどくても前を向いて直向きに頑張る、その繰り返しが自分をここまで成長させてくれました。楽しさも苦しさも含めて全ての出来事が僕の財産です。本当に幸せな時間でした。そう思えるのもこれまで自分に関わってくれた人たちのおかげです」

「福田FC、FCパルピターレ、東海大相模、東海大学、FC大阪と5つのチームを通じで出逢い、自分を指導して下さった監督はじめスタッフの方々、一緒にプレーしたチームメイト、色々な形で支えてくれた全ての人たちにこの場を借りて感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。これからもサッカーファミリーとしてよろしくお願いします。そして、ずっと近くで支えてくれた家族には感謝しかありません。何ひとつ否定することなくいつも応援だけをし続けてくれてありがとう」

「ここからはサッカーを始めた頃と同じように何もないところからのスタートです。サッカーのようにたくさんの人に感動や熱狂を与えることはできないかもしれませんが、側で支えてくれる人たちになにか与えられるように自分らしく頑張ります! 幸せなサッカー人生でした。またどこかで会いましょう!! 20年間本当にありがとうございました!!

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