「日本代表戦でミッションインポッシブルに挑む!」アジア杯で対戦するインドネシアの韓国人シン・テヨン監督はW杯王者ドイツを沈めた伝説経験者

アジアはカップの覇権奪還を目指している日本代表。19日のイラク戦に1-2で敗れたことでグループステージの首位突破がなくなった。

24日の第3戦で戦う相手はインドネシアだ。韓国人のシン・テヨン監督が率いるインドネシアは、イラクには敗れたものの、ベトナムには1-0で勝利している。

そうしたなか、インドネシア紙『Tribunnews』は、「W杯のドイツ戦のように日本代表を返り討ちにするためのシン・テヨン監督のミッション・インポッシブル」という記事を伝えていた。

「アジアカップで日本に勝つためにインドネシア代表がミッションインポッシブルに挑む。生死をかけた一戦は水曜日に開催される。

理論上はシン・テヨン監督率いるインドネシアは、日本戦ではあらゆる点で負けるかもしれない。FIFAランキングでアジア最強国である日本の地位は、サムライブルーを別次元にしている。欧州トップリーグで活躍するスターを多数擁する日本代表の質の高さは言うまでもない。それだけでなく、日本がアジアカップ王者(?)であることも、彼らをさらに有利にしている。

シン・テヨン監督率いるインドネシアにとって、日本戦はミッションインポッシブルだと考えても間違いではない。ただ、よく考えてみると、インドネシアが日本を苦しめるチャンスは大いにありえる。

これは今大会の第2節の両チームのパフォーマンスを反映している。インドネシアはベトナムを1-0で撃破した一方、日本はイラクに1-2で敗れた。この対照的な結果はグループDの戦いをさらに盛り上げることになったようだ。

勝点6でグループDの首位に立つイラクは決勝トーナメント進出を決めたが、日本は勝点3で2位。おもしろいことに3位インドネシアと同じ勝点だ。グループDの順位を見れば、インドネシアには決勝トーナメント進出のチャンスがある。2位になるか、3位での突破だ(6チーム中上位4チームになれば突破)」

「とにかく、シン・テヨン監督は日本から勝点を奪うために懸命に取りくまなければいけない。

指揮官自身も2018年FIFAワールドカップで歴史的な経験をしている。当時韓国代表を指揮していたシン・テヨン監督は、前回王者ドイツを撃破する歴史的な瞬間へと導いた。忘れがたい記憶は、韓国がグループステージ最終節でドイツを2-0で撃破した時に起きた。

韓国は決勝トーナメント進出の可能性がなかったため、重荷がなかった(実際には自力突破の可能性がなかった)。一方、ヨハヒム・レーフ監督のドイツは連覇のためには韓国に絶対に勝つ必要があった。結果、韓国は前回王者を敗退に追い込んだ。

韓国人監督であるシン・テヨンの姿は、インドネシアの日本撃破成功において鍵になりえる。インドネシアがアジアカップで日本との重要な一戦に直面したときにそれが繰り返される可能性がある。

もし、インドネシアが日本を撃破するか、敗退させれば、シン・テヨン監督によって、サッカー界を驚かせるようなデジャヴが生まれるかもしれない」

日本代表だらけ!これが現アジア最強ベストイレブンだ

53歳のシン・テヨン監督は、韓国のユース代表を歴任した後、2017年~2018年までは韓国代表を指揮した。2017年のE-1では日本代表相手に4-1の勝利も収めている。

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