チェーホフ、今年で没後120年 今も人気「不変テーマ」と専門家

ロシアの作家アントン・チェーホフの肖像写真(タス=共同)

 「桜の園」「ワーニャ伯父さん」などの戯曲で知られるロシアの作家アントン・チェーホフ(1860~1904年)が死去してから今年で120年。ロシアの劇場では今も盛んに作品が上演されている。人気の理由を専門家は「チェーホフの戯曲には、人はどう生きたらいいのかという不変のテーマが描かれているからだ」と指摘する。

 モスクワが大雪に見舞われた昨年12月9日。代表作の一つ「三人姉妹」が上演された国立マールイ劇場は満席だった。

 同劇場のセドフ展示情報センター次長によると、チェーホフの戯曲は19世紀の劇作家オストロフスキーと並び現代ロシアで最も人気がある演目だという。(モスクワ共同)

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