【深ヨミ】SixTONES最新アルバムの初週地域別販売動向を過去作と比較調査

2024年1月17日公開のBillboard JAPAN週間アルバム・セールス・チャート“Top Albums Sales”(集計期間:2024年1月8日~1月14日)で500,570枚を売り上げて首位を獲得したSixTONESの『THE VIBES』。

同作はSixTONESの4thアルバムで、初回盤A・初回盤B・通常盤の3形態で1月10日にリリースされている。本作には全形態共通で「ABARERO」「こっから」「CREAK」のシングル曲を含む全12曲に加え、各形態別に異なる新曲がそれぞれ収録されている。

ここでは、SoundScanJapanの販売データを使用し『THE VIBES』の販売動向を調査する。図1(https://www.billboard-japan.com/d_news/image/133802/2)は『THE VIBES』と2023年1月リリースの3rdアルバム『声』、そして2022年1月リリースの2ndアルバム『CITY』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また、一般的なアルバムの販売比率とも比較するため、2023年に発売された全てのアルバムの販売比率も“全アルバム”としてグラフに追加している。

グラフを見てみると、『THE VIBES』は過去2作と非常に近い販売比率を記録していることがまず目に入る。3作に渡って、ほとんどの地域の差異は±1%以内にとどまっていて、唯一の例外である関東も±2%以内の差となっているなど、SixTONESに対する支持の安定感が伺える。

全アルバムと比較すると、『THE VIBES』は北海道、東北、甲信越、北陸、中部、中国、四国、九州において全アルバムより高い比率を記録している一方で、関東と近畿の数値は全体より低いものとなっている。特に関東は全アルバムの数値より8.9%低い。シングルを調査した際にSixTONESの特徴として見られた、都市圏を持つ地方での比率が低く、他の地方の比率が高いという点はアルバムでもある程度同様のようだ。

直近の過去作に近い販売動向を記録し、SixTONESの人気の安定感を示した『THE VIBES』。SixTONESは2月中旬からドームツアーをスタートするが、そこに向けて本作が2周目以降にどのようなチャートアクションを見せていくのか、注視していきたい。

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