海底を歩く男たち”海の遊牧民”『バジャウ族』の希少映像…いくらで売れた?

1000年以上の長きにわたって海の上で生活をし続け“海の遊牧民”と呼ばれる謎の少数民族『バジャウ族』の暮らしが1月21日放送の『世界¥コノ映像いくらデスカ?』で明らかにされた。

マレーシアの珍しい映像を、現地のカメラマンが撮影し、価値のある映像は日本テレビのアーカイブとして残すために高額で買い取る、というこの番組にバジャウ族の生活についての映像を持ち込んだのが水中カメラマンのジョーさん。実はジョーさんもバジャウ族の一員で、かつては海上生活を送っていたという。

数多くの少数民族が暮らすマレーシアの中でも特に珍しく、多くが無国籍のため取材もままならないというバジャウ族。彼らは海上に家を作ったり、船の上で暮らしたりしているため、陸に上がると「陸でも揺れているように感じる」ことで“陸酔い”を起こしてしまうという。

海と共に暮らしてきた彼らの特技は潜水。まるで海中を歩くように獲物を探し、漁を行っている。彼らは脾(ひ)臓が他の民族よりも大きく発達しており、酸素を含んだ血液を体内に大量に蓄えることができるため、10分以上息継ぎすることなく漁を行うことができるという。

そんなバジャウ族が代々行ってきたという伝統的な遊戯が、ウミガメと一緒に泳ぐこと。それも隣で泳ぐ程度のものではなく、ウミガメの甲羅をつかんで、ウミガメと一体になって泳いでいる。

ウミガメだけでなく、かつてはサメと一緒に泳ぐこともあったというバジャウ族。海を愛し、海と共に生きる彼らだからこそ見ることのできる神秘的な映像となった。

現地で審査に当たったお笑いコンビのインディアンスは「ジョーさんがバジャウ族だからこそ撮れた映像」と、15点満点中14点という高評価。東京からリモートで審査していた日本テレビアーカイブセンターの鈴木渓は、かつて日本テレビ『世界の果てまでイッテQ!』でも撮影されていたことなどから希少性の評価を低く見て12点という結果となった。 ジョーさんのこの映像は日本円相当で26万円の価格で買い取られ、「こんな額もらったことないからかなり興奮してるよ!」と大喜びだった。

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写真提供:(C)日テレ

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