カレー店で食中毒…利用客9人に症状、従業員含む8人からノロウイルス検出 朝霞の飲食店、営業停止に

カレー店で食中毒、利用客9人に症状=埼玉県朝霞市

 埼玉県は19日、朝霞市仲町の飲食店「サイノ アジアンキッチン」で、ノロウイルスによる食中毒が発生したとして、食品衛生法に基づき、同日から3日間の営業停止処分を行ったと発表した。患者は全員、快方に向かっている。

 食品安全課によると、18日に同店利用客から「1月14日に利用した1グループ14人中9人が嘔吐(おうと)、下痢、発熱の症状を呈している」と朝霞保健所に通報があった。

 調査の結果、患者5人と従業員3人の便からノロウイルスを検出し、患者の共通食が同店で提供されたバターチキンカレーやキーマカレーだったことなどから、同店を食中毒の原因施設と断定した。

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