石川・小松、新幹線駅舎の見学会 予定通り3月16日開業

北陸新幹線延伸に伴って新設される小松駅を見学する市民ら=21日午前、石川県小松市

 JR西日本や石川県などは21日、北陸新幹線延伸に伴って新設される小松駅の見学会を開き、市民ら約900人が参加した。3月16日の金沢―敦賀間開業に向けた機運醸成が目的。同県は能登半島地震に見舞われたが、JR西は予定通り開業するとしている。

 参加者は、特産の杉が使われたコンコースの天井や、市内で採れた「日華石」を飾り付けて市松模様になったガラスの壁面などを熱心に撮影。ホームも公開され、試験運転中の車両が入ると歓声も上がった。

 子どもと一緒に参加した小松市の男性(45)は「きれいな駅舎だった。東京に行くのが便利になるので、開業したら子どもをいろいろな場所へ連れて行ってあげたい」と話した。

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