愛媛県松山市で21日消防の「出初式」が開かれ、伝統の「はしご乗り」が披露されました。
出初式では、まず関係者らが能登半島地震の犠牲者に黙とうを捧げました。
その後、法被姿の消防団員や消防局の職員らおよそ1000人が城山公園に集合し、地区ごとに隊列を組んで息の合った行進を披露していました。
また、鉢巻きを巻いた消防団員が、江戸時代の町火消が竹製のはしごの上で火事の様子を確認する姿が起源とされる「はしご乗り」を披露。
技が決まると観客から拍手や歓声が上がっていました。
消防の担当者は、「市民の防災意識向上や、消防団の仕事に興味を持ってもらうきっかけになれば」と話していました。