共同通信のアフガン男性助手拘束 タリバン情報機関、理由不明

 【カブール共同】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の情報機関は21日までに、首都カブールに住む共同通信カブール支局のアフガン人男性助手を拘束した。拘束理由は不明で、共同通信は確認を急いでいる。

 17日に情報機関から呼び出しを受け、当局事務所に出向いたところ拘束された。18日には、当局者とみられる人物が同支局を訪れ、パソコンやカメラなどを持ち去った。

 地元ジャーナリスト団体は21日、男性助手の拘束を非難し解放を訴えた。

 タリバンは独自のイスラム法解釈に基づき女性の教育や就労、服装を制限し、日本を含む国際社会は政権を承認していない。

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