能登半島支援、ベルギーで演奏会 音楽家10人、金沢の姉妹都市で

能登半島地震の被災地を支援するためのチャリティーコンサートを行った音楽家ら=21日、ベルギー北西部ヘント(共同)

 【ヘント共同】金沢市の姉妹都市、ベルギー北西部ヘントで21日、能登半島地震の被災地を支援するためのチャリティーコンサートが開かれた。ベルギーの古楽器演奏家シギスワルト・クイケンさんや、同国で活動する世界的バイオリニスト堀米ゆず子さんら音楽家10人がバッハや日本の曲を演奏し、約350人が聞き入った。

 堀米さんはコンサート後に「寒い中で大変な思いをしている人々のことを考えながら演奏した」と話した。訪れたヘントの男性(69)は「日本の人々との連帯感を示すために来た」と語った。

 コンサートは入場無料で、主催者が冒頭で「能登半島には知人もおり、地震の知らせにショックを受けた」と開催に至った経緯を説明、寄付を呼びかけた。集まった寄付金は被災地の支援に取り組むコミュニティー財団「ほくりくみらい基金」(石川県)に贈られる。

 ヘントは1971年に金沢市と姉妹都市の提携を結んだ。

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