22日(月) 日本海側を中心に雨や雪 今週中ごろは今季最強の寒波襲来で冬の嵐に

 週末、雨や雪を降らせた南岸低気圧は、日本の東に離れた。ただ、きょう22日(月)は、日本海北部に新たに発生した低気圧の影響で、日本海側を中心に雨や雪が降る見込み。あす23日(火)から25日(木)ごろは、今季最強の寒波が襲来し、日本海側を中心に冬の嵐になるおそれがある。

天気安定せず 北陸は雨で土砂災害に注意

 きょう(月)は、北日本では午後、日本海側から雪や雨のエリアが広がり、東北の山沿いや北海道は雪が降り、ふぶく所がある見通し。週末、まとまった雨が降った北陸は、一旦、雨が小康状態になるが、午前中は所々でにわか雨があり、夜には広い範囲で雨、山沿いは雪が降りそうだ。引き続き、少しの雨でも土砂災害に注意が必要になる。西日本の日本海側も、降る時間は短いものの、朝から雨や雪の降る所がある見込み。関東から西の太平洋側は午前を中心に晴れ間があるが、夕方以降、一部でにわか雨がありそうだ。

西から寒気流入 次第に冷たい風

 最高気温は、西・東日本の太平洋側では、名古屋で15℃、東京で13℃など15℃前後、日本海側では、福岡で9℃、輪島(石川)で11℃など10℃くらいになる予想。3月並みの気温の所が多くなるが、鹿児島や福岡、広島などはこの時季らしい寒さになりそうだ。北陸から西では、午後、次第に冷たい風が吹き、夜は朝より冷え込む見込み。きのう、今季一番の寒さになった札幌は0℃など、北海道では寒さが緩みそうだ。

強烈寒波 西・東日本の日本海側を中心に警報級の大雪のおそれ

 あす(火)から25日(木)ごろは、冬型の気圧配置が強まり、今季最強の寒波が流れ込む見込み。日本海側を中心に大雪や猛ふぶきと大荒れの天気になり、長引くおそれもある。大雪や猛ふぶきによる交通障害に警戒、なだれや着雪による停電などにも注意が必要だ。北陸の被災地でも警報級の大雪になるおそれがあり、積雪の重みによる家屋の倒壊に注意が必要になる。

(気象予報士・丸田絵里子)

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