定期船のエンジンが海上で一時停止 本部町から伊江島へ航行中 230人を乗せ1時間50分遅れで到着 沖縄

 21日午前9時25分ごろ、沖縄県の本部港から伊江港に向かっていた定期フェリー「ぐすく」のエンジンが海上で一時停止し、復旧後約1時間50分遅れで伊江港に到着した。乗員乗客230人を乗せていたが、けが人や体調不良者はいない。

 伊江村や名護海上保安署によると、フェリーは同日午前9時に本部港を出航。同9時半に到着予定だった。

 伊江港近くの沖合でエンジンが停止したため機関士が確認すると、エンジンの燃料を送り込む装置に不具合が見つかったという。エンジンが止まっている間、漂流しないように海にアンカーを投入して対応した。

 機関士らが復旧作業に当たりエンジンが作動したため、船は午前11時20分に伊江港に到着した。その後に予定していた運航は、別のフェリーを充てた。エンジントラブルの原因は調査中。

 船長からの通報を受け駆けつけた名護海上保安署によると、フェリーの接岸作業中に若干量の油が流出していたという。

(資料写真)海岸

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