「文句は言わない」試合間隔の違いで前半低調だったリバプール、それでもクロップ監督は後半のパフォーマンスを称賛「リズムを掴んだら強い」

終わってみれば4ゴール快勝のクロップ監督[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ボーンマス戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

21日、プレミアリーグ第21節でリバプールはアウェイでボーンマスと対戦した。

首位を走るチーム。ウィンターブレイクを設けないプレミアリーグだが、この第21節は2週間にわたって分散開催することで、それぞれのクラブが2週間の休みを手にすることができる措置を講じている。

リバプールにとってリーグ戦は2週間ぶり。公式戦は10日にフルアムとEFLカップ準決勝1stレグを戦っており、11日ぶりの試合となった。

試合は前半は低調なパフォーマンスに終始したリバプールだが、ゴールレスで迎えた後半に修正。ダルウィン・ヌニェスとジオゴ・ジョタが2点ずつを奪い、終わって見れば0-4で勝利を収めた。

試合後、記者会見に臨んだクロップ監督は、前後半のパフォーマンスの差について言及。年末からの超過密日程を終え、久々の試合となったことでリズムを失ったとコメント。ただ、ハーフタイムでしっかりと修正したことを称えた。

「前半については、13日間で5試合があった時期に何度か話したが本当にタフだった。試合の間が11日あり、そのうちの5日間はトレーニングをしていたが、リズムを欠いてしまった」

「それについては文句は言わない。それは我々のせいであり、本当に難しい問題だが、他のチームも同じ状況だった」

「良いスタートを切ることが非常に重要で、彼らにはリズムもあったが、我々は良いスタートとは真逆だった。最初のボールにかなりプレッシャーをかけてしまった。彼らはCKやスローインを手にし、そこから我々はある種急いでいた。我々のサッカーをする時間もあったが、きちんと組み立てなくても大丈夫な部分もあった。ただ、十分ではなかった」

「その後、ライン間でプレーすべき時にロングボールを出し、その逆もあった。だからダメだった」

「ハーフタイムには選手たちにどうあるべきかを示すことができるシチュエーションが2つ3つあったが、それが前線の3人のポジション変更に役立つこととなった」

「全体として我々はプレーできるスペースがどこにあるのか。ボールを高い位置で奪い返すために、本当にプッシュアップすることがいかに重要であるかを示すこととなった」

「後半は我々のスタートだった。リズムを見つけた瞬間、我々は強い。本当に素晴らしいと言わざるを得ない。ただ、リズムが作れなければ、おそらく誰も強くはないのだろう」

「もっとうまく試合をスタートさせるべきだが、とにかく98分間が大事だ。最終的に試合に勝つことが大事だ」

「我々がゲームに参加している限り、試合内で起こる事はほとんど全て許される。絶対的なトップのレベルで98分間パフォーマンスを見せる必要はない。かなり珍しいと思う。今日、我々は一歩ずつゲームに活路を見出し、そして勝利した」

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