被災の日本航空高石川を歓迎 系列校で生徒受け入れ、山梨

系列校の日本航空高で開かれた歓迎セレモニーで、あいさつする日本航空高石川の野球部主将、宝田一慧さん(中央)=22日午前、山梨県甲斐市

 能登半島地震で被災した日本航空高石川(石川県輪島市)の生徒を受け入れる系列校の日本航空高(山梨県甲斐市)で22日、石川校の生徒を歓迎するセレモニーが開かれた。既に山梨で活動を始めた野球部の一部生徒や、女子バレー部ら約60人が参加。山梨校の生徒会長が代表して「手を取り合って楽しい学校生活を送ろう」とあいさつした。

 石川校の生徒は拍手で迎えられ、2年の野球部主将宝田一慧さん(17)は壇上で「山梨に来て仲間と野球ができ、本当に感謝している」と話した。

 両校を運営する日本航空学園によると、山梨校に仮設校舎や寄宿舎の建設を進め、4月から石川側の全校生徒を受け入れたい考え。

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