全国高校剣道選抜大会県予選 男子 盤石の強さを発揮した明豊が8連覇 【大分県】

第21回全国高校剣道選抜大会大分県予選 男子団体

1月21日 レゾナック武道スポーツセンター武道場

決勝 明豊2-0大分鶴崎

準決勝 明豊5-0佐伯鶴城

準々決勝 明豊5-0東九州龍谷

2回戦 明豊5-0臼杵

全国高校剣道選抜大会の県予選男子団体で、明豊が8年連続8回目の優勝を達成した。第1シードとして2回戦からの出場となった明豊は、準決勝までの3試合を危なげなく勝ち上がり、大分鶴崎との決勝戦も2ー0で快勝した。岩本貴光監督は「今年のチームは力がある。ミスなく、危ない場面はなかった。それぞれが自分の持ち場(ポジション)を果たした」と実感を込めた。

新チームになって最初の公式戦となった昨年11月の県高校新人大会でも優勝したが、「エンジンがかからず厳しい試合が続いた。あれから2カ月余り、稽古はもちろん、学校生活、寮生活、全てのことで自分と向き合ってくれた」と岩本監督。今大会は先鋒、次鋒、中堅が相手にポイントを与えず、同10月の鹿児島国体の少年男子で準優勝したメンバーの石原稜晟(2年)、石塚大和(同)で勝負を決める必勝パターンができた。

ポイントゲッターとなった石原稜晟

キャプテンでもある石原は、「日本一を目指すチームなので、県予選で負けられないプレッシャーがあったが、目の前の試合に集中して、自分たちの剣道に徹することができた」と振り返る。一本を取るために攻撃的な剣道を貫き、「攻め勝って打つ」ことを体現した。全4試合でポイントゲッターとしての役割を果たした。

全国選抜大会での日本一奪還に向けて、さらなる高みを目指す。岩本監督は「穴はないものの太い柱がない。日本一になるためには代表戦になったときに絶対に勝てる選手が必要」と課題を挙げた。経験値のある石原、石塚が候補となるが、伸び盛りの児玉輝心(2年)らもエースを狙える。高いレベルで切磋琢磨し、2年ぶりの頂点を目指す。

全国選抜では日本一奪還を目指す

(柚野真也)

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