略式起訴の谷川議員、辞職願提出 裏金事件、午後に記者会見

昨年12月、記者団の取材に応じる谷川弥一氏=長崎市

 自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、政治資金規正法違反の罪で東京地検特捜部に略式起訴された谷川弥一衆院議員(長崎3区)が22日、額賀福志郎衆院議長宛てに議員辞職願を提出した。衆院事務局が発表した。谷川議員の事務所は、同日午後4時から長崎県大村市で記者会見を開くと明らかにした。

 衆院は近く谷川議員の辞職手続きを行う。公選法の規定により衆院島根1区補欠選挙と同じ4月28日に補選が行われる。

 谷川議員は、多額の還流を受け取っていたが収支報告書に未記載だった。会見では、事件の経緯や議員辞職について説明する見通しだ。

 谷川議員は自民に離党届を提出し、受理された。

© 一般社団法人共同通信社