神戸徳洲会病院(神戸市垂水区)でカテーテル治療を受けた複数の患者が死亡したとされる問題で、遺族や患者を支援している被害弁護団は22日、同病院に対し、医療法に基づく適切な調査実施を求める申し入れ書を送ったと発表した。
弁護団は兵庫県弁護士会所属の弁護士15人で構成。遺族や患者からの相談を受けて独自の調査を進めている。
病院側は、院内の医療安全担当から報告のあった死亡事例2件のみについて、国の医療事故調査制度に基づいた調査を継続。これに対し弁護団は、調査対象とするべき事例が他にもあり、病院側が対象外と判断している可能性があるとみて、申し入れを決めたという。(勝浦美香)