投票率は過去最低32.61% 「選挙が激戦じゃなかった…正直」【長野・須坂市】

任期満了に伴う須坂市長選はきのう投開票がありました。
一夜明け、6選を果たした現職が「イオンモール」による地域振興や防災対策に意欲を示しました。

■須坂市長に6選・三木正夫 さん(74)
「正直これほど長く市長を務めさせていただくとは思っていなかったんですが…」

県内の市長としては最多に並ぶ6選を果たした、須坂市の三木正夫さん(74)。

■須坂市長に6選・三木正夫 さん(74)
「6選になりましたので様々な人的なネットワーク・経験がありますので、須坂のみならず北信全体の振興を尽くしたいということで、お互いにウィンウィンの関係にしたい」

念頭にあるのは来年の秋に開業する予定の県内最大規模の商業施設「イオンモール須坂」です。

■須坂市長に6選・三木正夫 さん(74)
「他の市町村や観光業者の皆さんとの橋渡し的なものを私自身ができれば良いなと思っています」

市民からは、期待の声が聞かれました。

■三木さんに投票(30代女性)
「(イオンモールが)できたら行きたい。長野(市)まで足を伸ばすと結構ありますよね、お洋服屋さんとか。でも本当は須坂で完結したい」

イオンモールについて、三木さんは防災拠点としての役割も期待しています。

■須坂市長に6選・三木正夫 さん(74)
「能登半島地震を考えますと、(イオンモールは)衣料・食料・様々な生活用品がありますから(物資)供給の基地になりますし、支援部隊の車両なども停めることが出来ます」

投票率は前回を13ポイント余り下回る過去最低の32.61%でした。

■須坂市長に6選・三木正夫 さん(74)
「選挙が激戦じゃなかったということですかね、正直ね」

一騎打ちとなった新人は元兵庫県議の会社役員の男性(52)で、7000票以上の差が開きました。

■三木さんに投票・男性(80代)
「相手もね、全然知らない人だし…」

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