敬老乗車証の利用負担割合引き上げに反対 仙台市の市民団体が署名活動

仙台市が敬老乗車証の利用者負担割合を10%から25%に引き上げる方針を示したことについて、市民団体が引き上げに反対する署名活動を行いました。

仙台市は、市バスや地下鉄を10%の利用者負担で利用できる敬老乗車証を70歳以上の希望する市民に交付していますが、市の財政を圧迫しているとして負担割合を10%から25%に引き上げる案を示しています。

2023年に実施したパブリックコメントでは、引き上げを容認する件数が現状維持や引き下げを求める件数を上回りました。

市は10月の引き上げを目指し、2月の市議会に関連条例案を提出する予定です。

これに対し市民団体が、市は市民の声を十分聞いていないとして22日に青葉区でチラシを配るなど負担割合を引き上げないよう求める署名活動を行いました。

全日本年金者組合宮城県本部芳賀芳昭委員長「まだ市民に対しての説明が十分ではない。2月定例会に提案するのは控えてほしい」 集めた署名は、2月上旬に提出することにしています。

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