バターの賞味期限、意外と短い!?腐敗を見分けるサインと最適な保存方法

バター、料理の風味を豊かにする魔法の調味料

皆さんの冷蔵庫にはバターがストックされていますか?朝食の食パンのトッピングや、料理の風味づけに、さらにはメインの味付けとしても活躍するバターは、その多様性から魔法の調味料とも呼ばれています。カロリーが気になる点もありますが、バターの甘みとまろやかさは、料理の味を一段と引き立てます。

バターの賞味期限は?長持ちさせる保存方法も解説

魔法の調味料であるバターには、パッケージに賞味期限が記載されています。いつも確認していますか?ここでは、バターの賞味期限とそれを長持ちさせる保存方法について解説します。

未開封バターの賞味期限は通常「半年」

一般的に、未開封のバターの賞味期限は約半年間とされています。日本のスーパーマーケットでよく見かけるバターは、多くの場合180日が賞味期限です。

しかし、フランスから輸入される『エシレバター』などは約2週間から1ヶ月と、国産バターより賞味期限が短いので、購入時には注意が必要です。

開封後のバターの賞味期限は大体「2週間」

未開封のバターが約半年間持つ一方で、開封したバターの賞味期限はどれくらいなのでしょうか。

パッケージには「早めにお召し上がりください」と書かれていることが一般的です。開封したバターは、冷蔵保存すると約2週間が賞味期限の目安です。この期間を過ぎると味や風味が徐々に落ちるので、なるべく2週間以内に使い切ることをおすすめします。

バターの賞味期限を延ばしたい!適切な保存方法

バターは通常、一箱単位で販売されるため、2週間で使い切るのは難しいことがあります。できれば開封後もバターの賞味期限を延ばしたいものです。特に2週間以上保存したい場合は、冷凍保存が推奨されます。

  • 使用する量ごとに切り分け、個別にラップで包む
  • ジップ式のフリーザーバッグや保存容器に入れる
  • フタやジップをしっかり閉めて密封状態にし、冷凍保存する

この方法で、使用する量だけを取り出せるため、残りのバターが酸化するのを防ぎ、約3ヶ月間の冷凍保存が可能になります。

食べちゃダメ!バターが腐っている時サイン3つ

バターが腐っている時に現れる警告サインを見逃さないでください。以下に示すサインが見られる場合は、バターを食べたり料理に使用したりするのを避け、廃棄することをお勧めします。

1.古い油のような臭いがする

バターが腐ると、特有の古い油のような悪臭を発します。新鮮なバターは通常、心地よい香りがありますが、腐敗しているバターはその臭いが異なります。

「開封してからかなりの時間が経っている」という場合でも、見た目に異変がない場合でも、臭いを確認しましょう。不快な臭いがする場合は、そのバターを使わない方が良いでしょう。

2.カビが生えている

バターの腐敗のもう一つの明確なサインはカビの発生です。長期間保存されたバターにはカビが生えることがあります。特に1〜2年保管されたバターにカビが生えることが一般的ですが、バターナイフに付着した他の食材の成分がバターに移ることで、腐敗が加速することがあります。

3.水分が滲み出ている

バターから油や水のような液体が滲み出ている場合は、腐敗が進んでいるサインです。これはバターの劣化により、含まれている水分や油が外に漏れ出てきてしまっている証拠です。

「そんなに長く放置していないのに」と感じても、水分が滲み出ている場合は使わずに廃棄し、食中毒のリスクを避けましょう。

バターを長持ちさせるなら冷凍保存が適切!

バターは未開封なら約半年、開封後は大体2週間が賞味期限の目安とされています。もし長持ちさせたいと考えているなら、今回紹介した冷凍保存の方法を試してみてください。

冷凍保存はバターの賞味期限を大幅に延長させることができ、特に小分けにしてからラップで包み、フリーザーバッグや保存容器に入れて冷凍する方法が効果的です。これにより、バターを新鮮な状態で約3ヶ月間保存することが可能になります。

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