独立して心機一転の若き名脇役・矢本悠馬

人気コミックを実写映画化した山崎賢人主演の映画「ゴールデンカムイ」が公開中だが、劇中で原作屈指の愛されキャラ・白石由竹を演じているのが俳優の矢本悠馬だ。

同作は日露戦争終結直後の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る争奪戦を描くサバイバルアクション。

矢本が演じる役どころは、脱獄囚の1人で、“脱獄王”の異名を持つ脱走の天才。ギャンブルと女性に目がないお調子者で、天性のいじられキャラ。

見事にその役を演じている矢本。一部メディアのインタビューで、これまで映画「ちはやふる」の西田役や、ドラマ「今日から俺は!!」の谷川役など、数々の実写化作品で高い評価を受けてきたこともあって、「今までいろんな漫画原作をやってきて、自信ついてたじゃん、みたいな(笑)」と話している。

京都府出身の矢本は、2003年に映画「ぼくんち」で子役としてデビュー。演技未経験だったが「やる気のない演技」が評価されて同作のオーディションに合格した。

中学入学直後、03年のNHK連続テレビ小説「てるてる家族」の撮影を終えた後に芸能界の仕事を辞めていたが、11年に大人計画に研究生として参加し、16年に大手芸能事務所・ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)に移籍。

以後、数々の映像作品に出演している。

「同年代では屈指の名脇役に成長することになったので、今後も息の長い俳優になりそうだ。親友はすっかり主役級に成長した俳優の間宮祥太朗だが、間宮を身近で見ていたこともあって、自身は脇役として生き残れるようにのスキルを磨いたようだ」(芸能記者)

19年1月に一般女性との結婚、妻の妊娠を発表し、同年7月に第1子となる女児の誕生を発表。

一家の大黒柱だが、昨年末でSMAを退社し今年に入って新会社を設立し独立。いろいろ覚悟を決め、心機一転となったようだ。

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