松本人志さん、文芸春秋提訴 週刊誌の性的行為強要記事

松本人志さん

 女性に性的行為を強要したとする「週刊文春」の報道で名誉を毀損されたとして、人気お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(60)が22日、発行元の文芸春秋と週刊文春編集長に5億5千万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした。松本さんの代理人弁護士が明らかにした。

 松本さんは昨年末に発売された週刊文春の記事に対し、損害賠償のほか、訂正を求めている。

 松本さんの代理人弁護士は「今後、裁判において、記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証していく」としている。

 提訴を受け、週刊文春編集部は同誌の公式サイトに「一連の記事には十分に自信を持っている。提訴によって萎縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば報じていく」などとするコメントを発表した。

 週刊文春は、松本さんらが2015年に都内のホテルで複数の女性に性的行為を強要したなどと報じた。松本さんは今年1月、当面の間、芸能活動を休止すると発表した。

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