陸自幹部が店で飲酒後に他人の車運転、停職4カ月 酒気帯びを処分

陸上自衛隊伊丹駐屯地=伊丹市緑ケ丘7

 陸上自衛隊伊丹駐屯地は22日、酒気帯び運転をしたとして、中部方面警務隊本部に勤務する50代の男性幹部を停職4カ月の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 同駐屯地広報室によると、この幹部は以前、善通寺駐屯地(香川県善通寺市)勤務しており、2023年8月18日午後6時半から同11時半ごろまで、善通寺市内の飲食店で飲酒し、翌日未明に他人の車両を運転したという。

 共同通信によると、香川県警が同年10月10日、酒気帯び運転の疑いで、この幹部を書類送検した。

 伊丹駐屯地広報室は「(幹部が)民家に侵入して車両を奪った、との報道もあるが回答する立場にはない。階級や役職、年齢などは特定されるため公表していない」としている。

 中部方面警務隊長の野口敬利1等陸佐は「誠に遺憾。このような事案を発生させることのないよう、同種事案の根絶に全力で努める」などとコメントした。(池田大介)

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