FDAに所属するマヤ・ウィーグ、プレマからF1アカデミーに参戦へ。フェラーリがサポート

 プレマ・レーシングは、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーであるマヤ・ウィーグが2024年のF1アカデミーに同チームから参戦することを発表した。

 スペイン、ベルギー、オランダの国籍を持つウィーグは、2016年のWSKファイナルカップで優勝しており、カート経験が豊富だ。またウィーグは、『FIA ガールズ・オン・トラック-ライジング・スターズ』プログラムで優勝し、女性として初めてフェラーリ・ドライバー・アカデミーに加入するという偉業を達成した。

フェラーリ・ドライバー・アカデミー入りが発表されたマヤ・ウィーグ

 2021年、ウィーグはイタリアF4でシングルシーターデビューを果たし、総合6位でフィニッシュした。昨年にはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ・チャンピオンシップ・バイ・アルピーヌにステップアップし、シリーズ初優勝を飾った。その素晴らしい実績と経験により、ウィーグは2024年F1アカデミータイトルの有力候補になると予想されている。

「今シーズンにふたたびコースに戻れることにとても興奮しています! F1アカデミーのような興味深いカテゴリーの2年目に向けてプレマのような一流のチームと仕事をすることで、最高のシーズンになると確信しています」とウィーグは語った。

「今シーズンもフェラーリを代表できることを大変光栄に思いますし、アカデミーやプレマとハードワークを続け、可能な限り最高の形でシーズンの準備をすることを楽しみにしています」

 プレマ・レーシングのチーム代表であるレネ・ロジンは、次のようにコメントした。

「我々はマヤを競技者として深く尊敬し、彼女のポテンシャルと功績にいつも感銘を受けていた。ようやく彼女をF1アカデミーの2年目のシーズンに参戦させることができて本当にうれしいし、ともに素晴らしい仕事をすることができると思う」

「我々のラインアップは非常に有望だ。3人の傑出したドライバーがいるし、3つの最高のF1チームのサポートがある。信頼を置かれていることを誇りにしているし、シーズンが始まるのが待ちきれない思いだ」

 2024年のF1アカデミーは全7戦が予定されており、すべてF1と併催。開幕戦は3月7〜9日のジェッダ(サウジアラビア)となっている。

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