天皇盃全国男子駅伝(21日・広島)が開かれ、広島県チームは14位。2年連続入賞とはなりませんでした。
4年ぶりに沿道からの「声出し応援」が復活した今大会。1区から区間新記録が出るハイレベルな展開の中、広島は1分以上離れた29位と出遅れます。
広島は、2区で27位に上がると、3区・中野翔太が14人抜きの快走で13位まで押し上げます。
4区・5区の世羅高校勢が粘り、6区の中学生・大歳怜が区間2位の走りを見せ、13位で最終7区へ。
アンカーの箱根駅伝で区間賞を記録した青山学院大学・倉本玄太 が、集団に食らいつきます。
長野が、大会新記録のタイムで史上最多の10回目となる3大会連続の優勝を飾る中、去年7位の広島は、1度も入賞圏内に食い込めないまま14位でフィニッシュとなりました。
広島 7区 倉本玄太 選手(世羅高→青学大4年)
「詰めの甘さが出たというところで本当に力不足を感じたので、もっともっと強い状態で広島に戻ってこられたらなと思います」
ラジオで解説を務めた青山学院大の 原晋 監督の感想は…
青山学院大学陸上競技部 原晋 監督
「現状、この位置が精いっぱいだったかなと思いますね。あらためて世羅高校を中心として長野県の育成メソッドを参考に広島県でできることをぜひ、やってほしいなというふうに思います。京都で行われた女子の全国都道府県駅伝、久しぶりに3位に入りましたよね。(男子も)できないわけじゃないと思います。世羅高校を軸にこれからも組織力で勝負してほしいと。育成強化してほしいと、そんなふうに思います」
― 来年が30回目の大会への思い
「特に広島です。第1回大会の優勝チーム。地元です。地元の利は当然、あります。第1回大会以来の30年ぶりの優勝をめざしてがんばってほしいなと思います」
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石田充 アナウンサー
全国から本当にスターが集うので、本当に流れ次第で大きく順位が変わるレースですからその中で広島も粘ってはいたんですが…
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
原監督も厳しいことを言っていましたけども広島はまだまだやれるという思いがあるからなんだろうなと思います。
石田充 アナウンサー
来年は30回の節目の大会となりますからぜひ、第1回大会以来の優勝を期待しています。