広島・三原市中心部に広場や駐車場整備へ 老朽化の公共施設を解体 24年度から

広島県三原市は24年度から、市中心部で老朽化する施設を解体し、広場や駐車場をつくる整備事業に取り組みます。

三原市は、1970年代後半から80年代はじめにかけて建てられた立体駐車場の市営円一町駐車場や、歴史民俗資料館、そして旧中央図書館を解体します。

跡地には新たに平面駐車場を設けるほか、大型複合遊具などを兼ね備えた広場を整備する方針です。

3つの施設は、市役所本庁舎の南側の市有地に並ぶようにして建っていますが、耐震不足などが課題になっていました。

歴史民俗資料館と旧中央図書館の跡地を含めたおよそ6500平方メートルの敷地には、大型遊具やボール遊びができるオープンスペースなどを取り入れた広場を整備することで、多世代の交流を生み出す狙いです。

また、円一町駐車場については、立体駐車場を解体しておよそ5300平方メートルで175台の車を停められる平面駐車場となる見込みです。整備エリアの中心に位置する中央公民館は、耐震性があり、生涯学習の拠点として活用できるため、解体などせず、そのまま残します。

三原市財産管理課の榎修司課長
「(広場を設けることで)子どもさんたちが多く集まってですね、こちらで過ごしていただいて、それが三原市の中心部のにぎわいにつながれば良いなと考えています」

新しい駐車場は28年度、広場は翌29年度の供用開始を目指しています。総事業費は、11億6400万円を見込んでいます。

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