大会史上初 40歳が力走 石川3区・中村高洋 中国電力・岡本直己(39)は最多19回目の出場

天皇盃全国男子駅伝(21日・広島)は、総合タイムや区間記録などさまざまな新記録が出たレースとなりましたが、その中で最年長記録が更新されました。

石川県の3区を走った 中村高洋 選手は、大会史上初の40歳のランナーとなりました。「石川のみんなが今ある力を出し、前を向いている姿を走りで見せたい」と力走。47位でタスキを受ける展開でしたが、沿道の大きな声を浴びながら8.5キロを走りきりました。

そして、記録といえば、この男。中国電力所属・39歳の 岡本直己 。中学時代から数え、史上最多を更新する19回目の出場でした。鳥取のアンカーとしてことしは順位を下げる走りとなりましたが、14日に第1子の娘が生まれたばかり。40歳で迎える来年の大会も安芸路を盛り上げる気持ちでいます。

鳥取 7区 岡本直己 選手
「今回は順位を下げてしまったので、『すいません。申し訳ないです』という思いが強かったです」

「でも、すごくありがたかったです。ことしは、『岡本!』だったり、『直己!』だったり、娘が生まれた関係で『パパ、がんばれ!』とか言われたのはすごくうれしかったです。来年、出場すれば20回という記念になりますので、来年もまた走れるようにがんばりたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします」

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RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
いろんな分野で若い力が台頭する中でこれだけの大ベテランが第一線でがんばってくれる。同世代としてバチバチ、刺激を受けます。

石田充 アナウンサー
中学・高校・大学・社会人とずっとトップランナーだから出場できる。もともと最年長出場記録を岡本選手が持っていたんですが、それを更新したのが石川県チームの中村高洋 選手。来年も岡本選手は出たいと言っているんですが、中村選手も出るかもしれないのでお互い、切磋琢磨していきたいということも誓っていました。

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