海外投資家、脚光浴びる デフレ脱却に注目

 東京株式市場で海外投資家が脚光を浴びている。1月第2週は株式の買い付け金額(名古屋証券取引所を含む)が売却額を約9500億円上回り、日経平均株価(225種)を約34年ぶりの高値水準へとけん引した。日本経済のデフレ脱却に注目が集まっており、海外資産運用会社の担当者は「日本株を買わない材料が見当たらない」との見方を示す。

 22日の平均株価終値は前週末比583円68銭高の3万6546円95銭。

 海外投資家は資産運用額が大きく、東京証券取引所「プライム」市場で昨年、株式売買金額の約6割を占めた。平均株価が急上昇した局面でも押し上げ役となり、海外投資家の動向が平均株価の値動きに大きく影響する。

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