広島ドラゴンフライズ 地元で逆転勝利 ディフェンスから主導権握る 日本代表ホーキンソン擁するSR渋谷と対戦

広島ドラゴンフライズは、日本代表としてワールドカップで活躍したホーキンソン率いる渋谷とホームで対戦しました。

ゲーム1(20日 広島サンプラザ)広島ドラゴンフライズ vs. サンロッカーズ渋谷

土曜日のゲーム1。日本代表のホーキンソンが姿を見せました。立ち上がりから両チームは強度の高いディフェンスを展開。第1クォーターは16対16で同点の滑り出しを見せます。

中盤以降は、5連勝中の渋谷が得意の3ポイントを連発、流れは一気に渋谷へ。最終クォーターに ケリー・ブラックシアー・ジュニア の連続ポイントで逆転に成功しますが、ミスから自滅…。ドラゴンフライズは、ゲーム1を落としました。

広島 65-71 SR渋谷

ゲーム2(21日 広島サンプラザ)

上位を狙うために連敗は許されない日曜日のゲーム2。前半は一進一退の攻防となりますが、最大10点差を付けられます。

しかし、第2クォーター残り2分、寺嶋良 が3ポイントを決めて同点に追いつくと、ドウェイン・エバンス も3ポイントをきっちり決めて反撃。チームトップの21得点と躍動します。

さらに、ゲーム1よりよかったという激しいディフェンスからボールを奪うと、再び寺嶋。連続で3ポイントを決め、前半で9点差を付けます。

後半には、前節から1か月ぶりに復帰した 山崎稜 。3ポイントを決めて、B1通算300回3ポイントを達成しました。

この日は、ボールを奪うスティールを10本と守備から相手を圧倒します。攻撃は、ブラックシアーも好調、3ポイントを3本決めるなどチームで3ポイント成功率が40%を超え、リードを保ちます。

終盤、5点差に迫られる2度のピンチも ニック・メイヨ がタフショットを決めて、その流れを断ち切り、タレントぞろいの渋谷に逆転勝利で連敗を止めました。

広島 88-77 SR渋谷

広島ドラゴンフライズ 寺嶋良 選手
― 前半30試合を終えて
「一番チームとしてはたいへんな時期で、選手自身もメンタル的にも苦しい時期は30試合から40試合ぐらいなんですよね。その10試合をしっかり勝ち切ればチームとしても勢いに乗れますし、この10試合がすごく大事かなと思います」

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