巣立ちから14年余り…リヨンがアカデミーの最高傑作・ベンゼマを呼び戻す? コスト課題も突破口あり

左:リヨン時代のベンゼマ(2007年)[写真:Getty Images]

リヨンがアカデミー輩出の最高傑作、元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(36)の復帰を画策しているようだ。

アル・イテハド退団が噂されるベンゼマ。2022年のバロンドール受賞者は14年間過ごしたレアル・マドリーを離れて約半年、サウジアラビア生活に嫌気が差してクラブとの関係性も悪化、欧州復帰を希望していると報じられる。

そんなベンゼマ、フランス南東部リヨンで生まれ育ち、9歳でクラブの下部組織に入団。メキメキ頭角を現した若者は2005年1月、17歳でトップデビューを飾り、19歳にして背番号「10」を背負ってエースまで上り詰めた末、2009年夏に21歳でスペインの首都へと旅立った。

巣立ちから14年余り、フランス『RMC Sport』によると、リヨンはアカデミーが育て上げた最高傑作の窮地を放っておくことなどできず、36歳となったベンゼマの復帰を画策。獲得に向けた障壁はもちろんコスト面となる。

すでに水面下ではアル・イテハドおよびベンゼマ側と接触しているようで、突破口としてはリヨンの筆頭株主「Eagle Football」がサウジアラビア(政府)と太いパイプを持っているという点。どうやら今冬中の獲得は不可と判断し、来夏に向けて動いているようだ。

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