「Eye Love You」は胸キュンの連続! 二階堂ふみ、台本を読んで「何度ソファにダイブしたか分からない」

TBS系で1月23日にスタートする連続ドラマ「Eye Love You」(火曜午後10:00)の制作発表会見が行われ、主演の二階堂ふみをはじめ、共演のチェ・ジョンヒョプ中川大志山下美月が登壇。本作にも出演するゴリけんが、良原安美アナウンサーと共に司会を務めた。

「Eye Love You」は、目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう、“テレパス”の能力を持つ本宮侑里(二階堂)が、超ピュアな年下の韓国人留学生のユン・テオ(ジョンヒョプ)と出会い、新たな恋に踏み出していく、オリジナル脚本によるファンタジック・ラブストーリー。侑里が経営するチョコレートショップ「Dolce & Chocolat.」の専務取締役で、経営面から侑里を支えるビジネスパートナーの花岡彰人に中川、公私ともに侑里を支える明るくて優秀なショコラティエ・池本真尋に山下、「Dolce & Chocolat.」で経理・総務を担当する亀井茂夫にゴリけんが扮(ふん)している。

集まった観客の間を笑顔で歩きながら壇上に上った4人。まずは、二階堂が「本宮侑里は、人の目を心の声を聞こえるが故に、人との関係が築けなかったり、恋に臆病になっている女性。ですが、自立心があって、夢ややりたいことを実現している女性でもあるので、そんな侑里を応援していただけたら」とあいさつ。

続けて「すてきなチームの中で撮影させていただいている」と声を弾ませ、「台本を読んだ際に、何度ソファにダイブしたか分からないぐらい胸キュンシーンが詰まった作品。侑里は過去の事故によって、相手の目を見ると心の声が聞こえてしまって、人と関係を構築できなかったりするのですが、等身大で、彼女に共鳴する部分がたくさんあります。視聴者の方も、つらい経験をしたことや悩んでいることが重なる部分が多いのではないかと思います。侑里の目線でドラマを見ていただけたら」と呼び掛けた。

ジョンヒョプは「こんにちは、初めまして。韓国からきたチェ・ジョンヒョプです。よろしくお願いします」と緊張気味に日本語で自己紹介した後、「日本の視聴者の皆さんに胸キュンポイントを伝えられたらと思っていますが、それが本当に説得力ある形で演じられているのか自信がありません。侑里さんの役に没入して、同じように感じていただくと楽しんでいただけると思います。演じる上では、もしかして文化の違いもあるかもしれませんが、台本に描かれている胸キュンポイントが、僕からするとファンタジーの部分も多いんです。それをリアルに表現できるように努力しています。現場では、事前に相談して準備するのではなく、リアルなリアクションを引き出せるように、本番で突然やることが多いです」と、役柄に説得力を持たせられるよう尽力していることをうかがわせた。

そんなジョンヒョプは、ゴリけんが笑いのツボにハマるようで、現場でもゴリけんを見てよく笑っているのだとか。「僕の顔を見てずっと笑ってたのは何でだったんでしょう?」を質問されると、「もとからよく笑うんですけども、先輩が大好きで、先輩が演技されているのを見入ってしまうんです。韓国の現場でも撮影時はそんな感じで。どうしても言葉の壁があって、伝わりにくい部分もあるんですけれども、ゴリけんさんと意気投合して演技をしてる時、ゴリケンさんの表情が楽しくて、つい笑ってしまうんです」と、その理由を説明していた。

中川は「演じる花岡は、普段はクールで、一見隙のないようなキャラクターに見えるんですが、会社のみんなのこと、そして社長の侑里のことを、心から支えたいと思っている愛のある男。ちょっと不器用なところもある、チャーミングなキャラクターです」と役柄を紹介し、「僕自身、本当にこのチームが大好き。1話を見たのですが、早く皆さんに受け取っていただきたいです」と、放送を心待ちにしていた。

そして、山下は自身が演じる真尋について「恋愛マスターで、侑里さんといつも恋愛トークをしたり、すごく明るくてかわいらしいポップな役柄です」と話しつつ、「現場はとても温かい雰囲気で、誰かがセリフを間違えても『ケンチャナヨー。大丈夫だよ』という言葉が飛び交っています」と、日韓のスタッフが集う撮影現場の裏側を明かした。さらに、熊本県出身のゴリけんに、熊本旅行に行く際にアドバイスをもらったそうで、「本当に行ってくれた」と喜ぶゴリけんを見ながら、「私からすると師匠みたいな感じ。お薦めしてもらったお店は外れなしでした!」と感謝していた。

また、ゴリけんが「現場で二階堂さんが熱心に韓国語を勉強している」と話すと、二階堂は「ジョンヒョプさんとご一緒させていただくので、日本に来られて、しかも日本語でお芝居されるって、とても大変。そんな大変な中でも、とても明るく、この作品のことを常に考えてくださっているので、何か面白い韓国語を覚えられたらなと思って、『スルゴマシプタ』=『お酒が飲みたい』という言葉を覚えて話したりしています」と現場での交流について触れた。

中川も「韓国語を勉強していて、ジョンヒョプさんは年上なので、ヒョン(=お兄さん)と呼ばせてもらっています。現場ではヒョンから韓国語のワードが書かれた紙をもらって、その言葉の意味を、スマートフォンを使わずにその日の宿題として解読するみたいなことをしています。反対に僕からは日本語を渡したり、コミュニケーションを密に取り合いながら、温かい雰囲気の中で撮影しています。ヒョンの人柄もあって、いいチームになっています」と笑顔を見せた。

そして、侑里がテレパス能力を持つことから、相手の気持ちがどれだけ分かるか、質問に対する本人の答えがどの回答か、ほかの3人が当てるゲームをすることに。

二階堂の第1話での推しのシーンは「①出会いのシーン」「➁シャボン玉のシーン」「③チャプチェのシーン」のうち、どのシーンかという質問には、ジョンヒョプが「シャボン玉」、中川が「チャプチェ」、山下が「出会い」と回答。二階堂が選んだのは①で、さすが長い付き合いの役柄を演じるだけあると顔を見合わせる2人。二階堂は「不思議なシーンですが、テオとの距離感など心に残っているシーンなので」と解説した。

ジョンヒョプへは、日本で覚えた現場用語の質問。「①巻いてます」「➁飯押し」「③本番です」の中で、一番のお気に入りはどれかを考える。二階堂が「巻いてます」、中川と山下が「飯押し」を選ぶ中、ジョンヒョプは「本番です」を正解に挙げ、「同じことを繰り返すのが得意ではないので、『本番です』と声がかかって演技をする緊張感が好きです」と回答。「飯押し」を教えたのは中川だそうで、「教えた日から、いろんなスタッフに事あるごとに『飯押しですか?』と聞くようになって、『誰が教えたの!』とスタッフさんからツッコまれた」と笑った。

中川は、花岡から自分に取り入れたいのは「①感情よりも頭で考える」「➁無駄を嫌う合理的な部分」「③マルチタスクが得意」のうちどれかという質問。二階堂とジョンヒョプが③、山下が①を選択する中、中川の回答は③。中川が「僕はいろんなことを同時にできなくて。頭がこんがらがってしまうんですよ。花岡はいろんなところにセンサーを張っていて、処理が早いので」と話すと、二階堂は「中川さんは、常に現場に居て気を配ってくれています。どうしようと相談すると、ピタッとハマる答えをくれるので、とても頼りになります」と感謝。中川は「現場での居方として、花岡をリンクさせたいと思っているんです」と、役柄と同じように現場の様子を見守っていると告白した。

山下には、真尋と共通すると思う部分は「①ONとOFFに切り替えがはっきりしている」「➁実は恋愛に対して強気」「③細かい作業が得意」のうちどれかという質問。ここでは3人の回答が③で一致する中、山下の回答も③。

「仕事の時は結構集中できるんですけど、プライベートの時は何も考えずにボーっとすることが多いので」と山下が説明すると、2人で会話をする中で、本人からその一面を聞いていたという二階堂。山下は、二階堂から変顔を伝授されたそうで「2人でのシーンが多いのですが、二階堂さんが変顔をしてくださって、緊張をほぐしてくださいます」と言うと、二階堂は「無意識です」と苦笑していた。

最後に、あらためて二階堂が「『Eye Love You』は、本当に心が温まるラブストーリーになっています。スタッフ、キャスト一同、心を込めて、1カット、1カット大事に撮影をしている作品です。皆さんの心を温かくする、そんな愛される作品になるといいなと思っております。最後まで応援していただけたらうれしいです」と、作品をアピールして会見は終了した。

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