日創プロニティ<3440>、木材加工・販売のマルトクを子会社化

日創プロニティは、木材加工・販売のマルトク(高松市。売上高6億円、営業利益700万円、純資産2億7700万円)の全株式を取得し子会社化することを決議した。取得価額は3億5900万円。取得予定日は2024年1月18日。

マルトクは主に内装用木材・集成材の加工、販売を手がける1920年創業の老舗木材店。木材を好みのサイズにカットして販売するEC(電子商取引)サイトも運営している。一方、日創プロニティは金属などの加工業を展開しており、2021年10月に公表した中期経営計画で「加工の総合企業」を掲げ、その一環としてマルトクを子会社化する。

日創プロニティは、子会社のカナエテ(福岡市)が金属素材を活用した利用者のアイデアを形にする物販サイトを運営しており、マルトクの持つECチャネルとの相互総客やアイテム数の共通化などのシナジーを見込む。また、日創グループが手がける金属、ゴム、タイルといった素材に、木材が加わることで、中長期的には、グループをまたいだ新製品の企画開発を実施し、住宅市場・建設建材市場などへの展開を目指す。

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