積水ハウス<1928>、戸建住宅事業を展開する米国M.D.C. Holdingsを子会社化

積水ハウスは米国子会社を通じて、米国で戸建住宅事業を展開するM.D.C. Holdings, Inc.(コロラド州。売上高8450億円、営業利益1140億円、純資産4570億円)の全株式を取得することを決めた。M.D.C. Holdingsの純資産額は積水ハウスの純資産額の30%以上となることから、特定子会社となる予定。取得価額は約7324億円。取得予定は2024年上半期。

積水ハウスは2017年にWoodside Homes Company, LLCを完全子会社化し、米国の戸建住宅事業に本格進出。その後も、2021年にHolt Homes Group、2022年にChesmar Homes, LLCを完全⼦会社化し、米国での事業を拡大してきた。2025年度の海外市場で年間1万戸の戸建住宅の供給を目標に掲げ、M&Aを模索する中でM.D.C. Holdingsの買収を決めた。

同社は、米国16州34都市で事業を展開しており、2022年度の引渡戸数は9710戸で全米11位の実績を持つ。積水ハウスはこれまでの米国での事業展開と今回の買収を含めて、全米5位(年間約1万5000戸)の規模を誇るホームビルダーグループとなる見込み。2025年度の海外市場の目標の早期達成も視野に入ってきたという。

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