行き詰まるレナト・サンチェス…保有元PSGに居場所なし、イタリアの首都で挽回なるか

行き詰まるレナト・サンチェス[写真:Getty Images]

ローマで行き詰まるポルトガル代表MFレナト・サンチェス(26)。挽回に向けた唯一の希望とは…。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

今季パリ・サンジェルマン(PSG)から1年レンタルでローマ入りのレナト・サンチェス。公式戦55%の出場で1100万ユーロ(約17億7000万円)の買い取り義務(※1)が生じるというが、ケガによる離脱が多く、ここまで9試合出場にとどまり、可能性はほぼ消滅している状況だ。

(※1)現段階では買い取りオプション1100万ユーロが付帯

この1月で監督交代に踏み切ったローマの上層部としては、人件費を削減すべく前監督と同胞のポルトガル人アタッカーを今冬中にPSGへ返却したい考え。その一方、同選手を昨夏時点で構想外としているPSGに対しては、ベシクタシュから照会依頼が舞い込んでいるという。

ただ、ベシクタシュも獲得に本腰という段階には至っておらず、あくまで照会依頼。PSGが手元にレナト・サンチェスを置くつもりがない以上、少なくとも今季終了まではローマに残るのが濃厚な線と言える。

八方塞がりかのように思えるレナト・サンチェスだが、唯一の望みはダニエレ・デ・ロッシ新監督。選手本人はローマで挽回する意欲をSNSで繰り返し表明しており、上層部もデ・ロッシ新監督がレナト・サンチェスを重宝するなら来季の買い取りも視野に入れる方針とみられている。

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