江原啓之「物事は、絶対に思うようにはいかない」人生設計に悩む相談者に愛の喝!

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
今回の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた、さまざまな相談メッセージを紹介。江原がアドバイスをお届けしました。

江原啓之

<リスナーからの相談>
子どもを作るべきか悩んでいます。実家は遠方で気軽に頼れる人がおらず、夫は家事が苦手で時間も作れず、私がやっています。家はローンを組んで建てており、「子どもができてから家事・育児・仕事をやっていけるのか……」と不安要素が多いです。

社会の問題も本当に山積みで、子どもも(こういう世の中では)生きていくのが大変と感じます。年齢もあるので、自分たちにとって良い選択を選びたいと日々考えています。同じように迷っていらっしゃる方もいるかと思い、メールさせていただきました。

<江原からの回答>
江原:ここで言えることは、「よく考えなさい」ということだけです。自分で答えを出す。私が答えを出すことではありませんからね。

今は情報過多の時代。そうすると、今の人たちは知識が先に立つんですよね。それはそれで素晴らしいと思いますが、相談者さんを含めて若い方たちは、すごく計画性を持って行動されますが、ときどき「計画を立てすぎかな?」と思うこともあります。ある程度生きてきて思うことは、スピリチュアルは関係なく、物事って絶対に思うようにはいかないんです。

奥迫:そうですね。本当にそう思います。

江原:人生には“3つの坂”があります。「上り坂」「下り坂」「まさか!」という(笑)。メールを読んで思いましたが、「子どもを作るべきか悩んでいます」という言葉。作るもなにも、できるかどうかも分からない。子どもは「授かりもの」なのだから。人間はちょっと間違えると、傲慢さが出てしまいます。

授かったお子さんが生まれたときから、たくさんの学びがあります。例えば生まれたお子さんが難病であることもあるし、それでも授かったならば、ちゃんと責任持って育てなければいけないですよね。だから私は「子育てはボランティア」と言っています。

「老後を考えると子どもがいたほうがいい」なんて言う方もいますが、それって恐ろしい言葉だと思うんです。未来の介護士を産もうとしているわけで、そういう方は(当てが外れたら)「この子は面倒を見てくれない」「冷たい」とか言うんですよね。子どもは奴隷ではありません。子育てはボランティアです。

ある程度は計算・計画も大事ですが、あとは意気込みでしょう。為せば成る。こう言うと「江原さんは心配がないようなところで生きてきたのだから」なんて思っている人がいるわけですが、何をおっしゃっているんですか。夫婦2人だけで(仕事の)受付をやっていた時期もありましたし、仕事の電話を受けながら、子どもが泣かないように足でベビーベッドを揺らしていたのが、今でも頭に映像で焼き付いていますよ。

奥迫:江原さんはよく「子育ては自分育て」とおっしゃっていますよね。子どもは、自分を育ててくれる宝にもなるので、いろいろ考え過ぎるよりも……。

江原:そうですね。「私は親になれますか?」と言う人もいますが、みんな(自分だけでは)親にはなれない。子どもが親にしてくれるんですよ。あとは夫婦の(子育てという)ボランティアに参加する熱意だけ。子育ては苦しくて大変ですが、子どもから学べることはたくさんあります。だからそういう修行だと思って乗り越えていただけたらと思います

江原啓之、奥迫協子

●江原啓之 今夜の格言 「“魂の学び”とは永遠です」

<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/

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