攻め手欠いたブライトンが好調ウルブスと痛み分け…リーグ2戦連続のゴールレスドローに【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

プレミアリーグ第21節、ブライトンvsウォルバーハンプトンが22日にアメックス・スタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。なお、ブライトンのMF三笘薫は代表招集中のため欠場となった。

2024年初戦となった前節のウェストハム戦を0-0のドローで終えた7位のブライトンは、11位のウルブス相手に2試合ぶりの白星を狙った。4-2で勝利した直近のFAカップのストーク・シティ戦から約2週間の小休止を経たデ・ゼルビのチームは、先発3人を変更。GKをスティールに入れ替えたほか、モデル、ファーガソンに代えてミルナー、ウェルベックのベテランを起用した。

戦前の予想通り、ホームのブライトンが立ち上がりからボールを握って押し込む形に。後方からボールを動かしつつ、流動的なポジションチェンジでフリーの選手を作り出すと、右サイドバックながら再三高い位置でボールに絡むヒンシェルウッドを起点に狙いを持った崩しを見せる。

立ち上がり以降もブライトンペースで進むが、ウルブスもボックス内では冷静な守備で簡単にはフィニッシュに持ち込ませず。また、引き込んでのロングカウンターを起点に反撃を試みると、ペドロ・ネトが鋭い左足のミドルシュートで決定的なシーンも作り出す。

前半半ばから終盤にかけて試合は完全に膠着状態に。球際でのバトルが激しくなるものの、互いに相手の集中した守備を前に決定機を作り出せず。睨み合いのままゴールレスでハーフタイムを迎えた。

後半は立ち上がりにクーニャ、ジョアン・ペドロと互いに決定機を作り合ったが、前半とほぼ同じ構図の下で徐々に膠着していく。

よりホームで勝ち点3がほしいブライトンは65分、ウェルベックとブオナノッテを下げてファーガソンと負傷明けのランプティを同時投入。より推進力のあるタレントをピッチに送り込む。さらに、72分にはエストゥピニャン、ミルナーに代えてララナ、ウェブスターを投入した。

これで活性化させたかったホームチームだが、逆に攻撃が停滞。さらに、焦れてのイージーミスや切り替えの遅れが目立ち始めると、レミナやネト、クーニャらにロングカウンターから幾度も際どいシーンを作られるが、ここはGKスティールの好守などで事なきを得た。

その後、後半最終盤にはボックス中央で収めたジョアン・ペドロに決定機が訪れたものの、ここは相手の粘りの守備を前にシュートまで持ち込めず。そして、試合はこのままタイムアップを迎えた。

開幕から失点が続いていたなかでの2試合連続クリーンシートはポジティブも、三笘らの不在で攻め手を欠いたシーガルズは2試合連続のゴールレスドローとなった。

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