パリで日本のホタテPR 仏シェフ試食、販路拡大狙う

 【パリ共同】食の都パリで22日、北海道のホタテなど日本の水産物をPRするイベントが開かれた。日本貿易振興機構(ジェトロ)主催で、フランス国内の食通のシェフら約30人が日本産水産物を使った料理を試食。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出に反発した中国の輸入停止措置の打撃を受けるホタテの欧州への販路拡大を狙った。

 使用したのはホタテのほか、長崎県のケンサキイカ、宮城県のカツオ、広島県のカキ。有名シェフ、パスカル・バルボ氏が自身のレストランで特別メニューを提供。招待されたトップシェフらは、料理の香りを楽しんだり歯触りを確かめたりしながら満足そうに舌鼓を打っていた。

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