柏崎刈羽原発の「運転禁止」命令、なぜ解除に至った? 2月18日に新潟長岡市で原子力規制庁が説明会、県内14市町村で中継も

柏崎刈羽原発

 新潟県に立地する東京電力柏崎刈羽原発でテロ対策上の重大な不備が相次いだ問題で、県は1月22日、東電に対して追加検査を行った原子力規制庁が2月18日に説明会を開くと発表した。長岡市立劇場(新潟県長岡市)を本会場に、県内14市町村でサテライト会場を設けるほか、オンラインでの参加も受け付ける。

 規制庁が事務局を務める原子力規制委員会が2023年末、テロ対策の不備を受けて東電に出していた事実上の運転禁止命令を解除したことなどを受け、新潟県の花角英世知事は規制委に「分かりやすく説明してほしい」と求めていた。

 説明会は午後1時半〜3時半。無料。参加は新潟県内在住者に限る。新潟県のウェブサイトから2月13日正午までに申し込みが必要で、先着順。長岡市立劇場は定員400人。新潟市や上越市、刈羽村などにサテライト会場を設け、説明会を中継する。いずれの参加方法でも質問ができる。

 問い合わせは新潟県原子力安全対策課、025(282)1696。

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