日本人選手としては中日13年ぶりのシーズン20HR以上マークで年俸4.5倍UPさせた現役ドラフト成功選手とは!?【プロ野球コスパ最高選手】

プロ野球コスパ最高選手

グラウンドには銭が埋まっている――。誰が言ったか、プロ野球界にはこんな格言がある。メジャーリーグでは大谷翔平選手が10年総額7億ドル(約1000億円)、山本由伸投手が12年総額3億2500万ドル(約455億円)でドジャースと契約。日本のプロ野球もメジャーほどではないが、1億円プレイヤーが珍しくなくなっている。

例え年俸が低くても、活躍さえすればその金額は一気に跳ね上がる――。ここでは、そんなジャパニーズドリームをつかんだ選手たちを紹介したい。(本文内の年俸額はすべて推定)

細川成也(中日ドラゴンズ)

昨季年俸990万円→今季年俸4500万円

野手でスポットを当てたいのが、現役ドラフトで横浜DeNAベイスターズから中日ドラゴンズへ移籍した細川成也だ。DeNA時代から非凡なパワーで将来を嘱望されながら、なかなか殻を破れず一軍出場機会に恵まれずにいた。高卒7年目で迎えた昨季年俸は推定990万円。プロ野球選手としてはお世辞にも「高給取り」とは言えない金額だ。

しかし、移籍を機に出場機会をつかむと才能が開花。広いバンテリンドームをものともせず、日本人選手としては球団13年ぶりとなるシーズン20本塁打以上(24本)をマーク。未完の大器が名古屋の地で花開き、今季年俸は一気に推定4500万円と約4.5倍に。打力が課題のチームにおいて、大きな存在感を示して見せた。

© 株式会社日本文芸社