日光山輪王寺で節分の準備始まる 規模縮小していた「節分行事」4年ぶりに通常開催へ

 2月3日の節分に向けて、日光山輪王寺では22日から豆まきの準備が始まり、山伏が節分に使う豆を清めていきます。

 節分は鬼を追い払って新年を迎える「立春」の前日の行事で、日光山輪王寺では、毎年一年で一番寒さが厳しいとされる「大寒」のころから節分行事の準備を始めます。

 寺の事務所では、山伏姿の僧侶など7人が福豆や札、縁起物の木づちなどを升に納めて「福升」を作りました。

 今年(2024年)は、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小していた節分の行事を4年ぶりに通常通りに実施します。

 行事で使う升は、一升と五合の2種類を合わせ180個を用意、福豆は約300キロに及びます。

 輪王寺の節分行事は、当日の正午と午後2時45分の2回本堂の「三仏堂」で行われ、コロナ禍で見送られていた年男・年女が豆などをまく「がらまき」も行われます。

 この「福升」の準備は、2月3日の節分の当日まで続けられます。

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