児童の「ながら見守り」活動 マスコットキャラが下校する児童を見守る 栃木県内全域へ機運醸成

 児童を犯罪から守る地域の見守り活動を県内全域に広げていこうと、栃木県や警察が県内ゆかりのキャラクターらとともに、22日に宇都宮市内の小学校で防犯意識を高める啓発活動を行いました。

 この活動は、地域や県民一人一人に防犯の意識を高めてもらい、児童らの見守りにかかわりを持ってもらおうと県が取り組んでいるものです。

 22日は、下校時間にあわせて宇都宮市の簗瀬小学校に県や警察の職員のほか、とちまるくんやプロバスケットボールチーム宇都宮ブレックスのマスコットキャラクターブレッキーなどが訪れ、防犯意識を呼び掛けました。

 栃木県では2020年度に定められた「安全で安心なまちづくり推進条例」に基づき、安全で安心な栃木県の実現に向けて県民に通勤や散歩などの日常生活の中で児童らを見守る「ながら見守り」の活動を推進しています。

 また、個人単位で行う「ながら見守りパートナー」や企業や団体単位で行う「ながら見守りサポート企業」の取り組みもはじめていて、すでに10社を超える企業が出前講座を受講し登録を済ませたということです。

 そして22日は、マスコットキャラクターたちが下校する児童らをしっかりと見守っていました。

 栃木県では、今後も出前講座などの開催を通じて県民の「ながら見守り」の機運醸成につなげたい考えです。

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