36歳のマクヒューが現役引退を表明 先発・リリーフの両方で活躍

日本時間1月23日、36歳のベテラン右腕コリン・マクヒューが自身のインスタグラムを更新し、現役引退を表明した。マクヒューは2012年にメッツでメジャーデビューしたあと、ロッキーズを経てアストロズに加入し、最初は先発投手として活躍。2018年からはリリーフに転向し、レイズやブレーブスでもプレーした。メジャー11年間で通算346試合(うち127先発)に登板。992回2/3を投げ、3度の2ケタ勝利を含む通算71勝47敗1セーブ、防御率3.72、967奪三振を記録した。

マクヒューはインスタグラムの投稿のなかで「私は今までにプレーしたどのチームでも最高の選手ではありませんでした」と自身の野球人生を振り返った。「子供のときは遠征も経験したことがなく、小規模な高校や大学でプレーしてきました。90マイルしか投げられず、メッツに18巡目で指名してもらえたのは、大学時代のコーチの好意によるものだったのだと思います。それから16年が経ち、引退するときが来ました。諦めなかったことを誇りに思います。私のような子供にチャンスをくれた各球団に感謝しています。決して忘れません」とマクヒュー。確かに、マクヒューはトップ・プロスペクトとして期待された選手ではなかった。

メッツでメジャーデビューした2012年は8試合で0勝4敗、防御率7.59に終わり、翌2013年もメッツとロッキーズで合計7試合に登板して防御率10.04とめった打ち。ここでキャリアが終わってもおかしくなかったが、高回転のカーブに目をつけていたアストロズへ移籍すると、2014年は11勝9敗、防御率2.73と一気にブレイク。翌2015年には自己最多の19勝を挙げるなど、3年連続で2ケタ勝利をマークした。

リリーフに転向した2018年は自己最多タイの58試合に登板して防御率1.99を記録するなど大活躍。レイズへ移籍した2021年は37試合で防御率1.55をマークし、ブレーブスに加入した2022年も58試合で防御率2.60と安定した活躍を見せた。アストロズ時代に3度、レイズとブレーブスでも1度ずつポストシーズンに出場し、2017年にはワールドシリーズ制覇も経験。2008年ドラフト18巡目指名というプロ入り当初の評価の低さを考えると、大成功のキャリアだったと言えるのではないだろうか。

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