【足利】両毛地域の生活文化情報を発信する月刊誌「渡良瀬通信」が今月、タブロイド判のフリーペーパー「minimu(みにむ)」として再スタートを切った。
同誌は1980年5月、市内のタウン誌「みにむ」として創刊した。次第に他の両毛地域の情報も盛り込むようになり、2002年10月に「渡良瀬通信」にリニューアル。A4判32ページ、220円で販売していた。
媒体の変更は、用紙代の高騰などが理由。発行所も「みにむ」(田中町)から、桐生タイムス社(群馬県桐生市)に変わった。名称は、松尾幸子(まつおさちこ)編集長(62)が「みにむ」の響きに愛着を持っていたことなどから戻したという。
「minimu」は16ページで、月1回発行。同誌から続く連載企画のほか、昨年7月に休刊したフリーペーパー「週刊渡良瀬通信」(同社発行)の記者が足利市内で取材したイベントなどを掲載する。
松尾編集長は、2022年に立ち上げたデジタルメディア『渡良瀬通信ブロードキャスト』も活用しながら「多角的な情報発信や動画の配信にも力を入れたい」と話している。
同紙は、足利商工会議所や佐野市文化会館で入手できる。