移民輸送、中南米企業に制裁へ 米とメキシコが合意、対策強化

米ワシントンで会談に臨むブリンケン米国務長官(左手前から3人目)とメキシコのバルセナ外相(右手前から3人目)ら=19日(ロイター=共同)

 【ロサンゼルス共同】メキシコのバルセナ外相は22日、中南米からメキシコ経由で米国に押し寄せる不法移民を巡ってブリンケン米国務長官と19日にワシントンで会談し、移民を輸送する中南米企業へ両国が制裁を行うことなどで合意したと明らかにした。米政府が移民に対する南部テキサス州の「差別的な措置」を注意深く監視していくことも確認した。

 メキシコ国境を経由して米国移住を図り、米税関・国境警備局に拘束されたり退去させられたりした人は昨年9月までの1年間で約247万人に上り、記録的な高水準が続いている。移民問題は今年11月の米大統領選では争点の一つとなる。

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