ユナイテッドが大金投じた2人のウインガーから少しでも回収へ…2人を188億円で売りに出す計画か

ユナイテッドが売りに出したいサンチョとアントニー[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドは、2人のウインガーに投じた大金の回収を目論んでいるという。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えた。

今シーズンは苦戦しているユナイテッド。近年はピッチ外での問題も多く、大金を投じて獲得した選手がその価値を示せていないことも問題視されている。

その中でも問題視されているのが2人のウインガー。元イングランド代表MFジェイドン・サンチョ(23)と、ブラジル代表FWアントニー(23)だ。

2021年7月に7300万ポンド(約137億6000万円)でドルトムントから獲得したサンチョは、プレミアリーグではその輝きを放てず。今シーズンはエリク・テン・ハグ監督への批判が物議を醸してチームを追放されると、プレミアリーグでわずか3試合の出番に終わり、古巣のドルトムントへとレンタル移籍で出された。

また、アントニーはエリク・テン・ハグ監督の後を追いかけ2022年夏にアヤックスから8600万ポンド(約162億2000万円)で加入。しかし、ピッチ外での女性への暴行疑惑が浮上するなどすると、チームに復帰もテン・ハグ監督から物足りないと指摘を受けていた。

大金を投じたものの、それに見合う活躍はできていない両者。『イブニング・スタンダード』によれば、サウジ・プロ・リーグからのオファーが2人にあり、ユナイテッドはそれぞれ5000万ポンド(約94億3000万円)を要求する意向があるという。

サンチョに関しては、スティーブン・ジェラード監督率いるアル・イテファクがレンタル移籍を希望。しかし、5000万ポンドの買い取り義務の条項を嫌い、破談となっていた。

冬に移籍する可能性はあまり高くなく、夏の移籍には再び名前が浮上する可能性も。その他、ブラジル代表MFカゼミロ、元フランス代表DFラファエル・ヴァランもサウジアラビアに行く可能性。ヴァランはフリーだが、カゼミロは適正な価格で売却する意向があるという。

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