「標的の村」「沖縄スパイ戦史」の三上智恵監督 6年ぶり最新作「戦雲(いくさふむ)」公開決定

「標的の村」「沖縄スパイ戦史」でキネマ旬報ベスト・テン文化映画第1位を受賞した三上智恵監督による6年ぶりの最新作「戦雲(いくさふむ)」が、2024年3月16日より劇場公開されることが決まった。

「戦雲」は、2015年から8年かけて、沖縄本島、与那国島、宮古島、石垣島、奄美大島などをめぐり、取材を続けてきた三上智恵監督によるレポート。マスメディアがほとんど報じない沖縄・南西諸島の戦力配備の現状とともに、かけがえのない島々の暮らしや祭りを映し出す。タイトルの「戦雲」は、映画に出演する山里節子さんが「また戦雲が湧き出してくるよ、恐ろしくて眠れない」と歌った、石垣島の抒情詩「とぅばらーま」の歌詞から取られている。

公開された特報映像は、「書かれた顔 4K レストア版」(ダニエル・シュミット監督)、「枯れ葉」(アキ・カウリスマキ監督)などの予告篇も手がけた遠山慎二がディレクターを務め、「沖縄スパイ戦史」に続いて本作でも音楽を担当した、音楽家・ヴァイオリニストの勝井祐二による楽曲も収められている。

【作品情報】
戦雲(いくさふむ)
2024年3月16日(土)より[東京]ポレポレ東中野、3/23(土)より[沖縄]桜坂劇場ほか全国順次公開
配給:東風
(C)2024『戦雲』製作委員会

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