23年パソコン出荷数、過去最低 666万台、コロナ禍の反動続く

 電子情報技術産業協会(JEITA)が23日に発表した2023年のパソコン国内出荷台数は、前年比2.9%減の666万7千台で、比較可能な07年以降で過去最低となった。出荷台数が前年を下回るのは3年連続。コロナ禍での急速な需要増の反動が続いている。

 出荷金額は4.4%増の7658億円。部材や物流価格の上昇分を価格に転嫁する動きが強まった。

 JEITAによると、24年は出荷台数が上向きそうだ。全国の小中学生にデジタル端末を配備した政府の「GIGAスクール構想」で、一部が買い替え時期を迎える。また「ウィンドウズ10」が25年にサポート終了となるのを控え、買い替えが進むとしている。

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